Interview

Message from MILIYAH 最高のパフォーマンスをするために、私は鍛える。~加藤ミリヤインタビュー 前編

■"ザ・文系"だった私。

「今のトレーニングは週5日。月曜日から金曜日まで毎日、朝9時から2~3時間。筋力トレーニングをベースに、ラントレやバイク、ピラティスも取り入れています。最近、心拍数200を超えられるようになりました。
私がこれだけトレーニングをしているのは、ツアーでパワフルに動きたいから。アーティストとしてパフォーマンスアップして、私自身がステージをもっと楽しみたいから。そのためには、アスリートと同じメニューだろうと構わない。どんなにキツくたって、絶対にやる」
「アーティスト・加藤ミリヤ」と 「トレーニング」。一見、正反対の関係に思えるこの二つは今、切っても切り離せない関係にある。
「学生のころの私は"ザ・文系"。運動経験はほとんどなく、高1でデビューしてからは仕事ばかり。体力的なベースがないままやっていたから、ライブではいつも息切れ。
私はいつも、本気で歌って踊る。口パクなんてしないから、いつも苦しかった。ライブが終わったら、倒れてしまったことも…。体力が足らなくてつらいから、いつの間にかステージを楽しめなくなり、ただ耐えていました」
20歳で行った初の武道館ライブから、メンバーを変え、ダンスの要素を増やした。それが、トレーニングして基礎体力を上げなくては、と思った最初のきっかけ。「アーティストとしてしっかりとライブをやり遂げたい」という気持ちから、ジムに通い始めた。

■鍛えなきゃいけないのは、アスリートもシンガーも同じ。

当時は食べても食べても太らなかった。体型への不満もない。だから、いくらパフォーマンスアップのためとはいえ、今ほど熱心にトレーニングしていたわけではない。そんな彼女の心に火がともったきっかけは4年前、ロンドン五輪キャンペーンソング『HEART BEAT』を歌ったこと。

「ロンドンオリンピックの壮行会でパフォーマンスをしたことで、多くのオリンピック選手の方々と交流を持つことができました。いろいろなアスリートが『曲聞いてます』と言って下さったことが大きな励みになったし、何より、同じ女性が自分の身体一つで世界と戦おうとしていることに、心が揺り動かされた。

音楽って雰囲気で上手く取り繕い、何となくカッコよく見せることができる世界だと、以前は思っていた。でもそうじゃないことに当時、気づき始めていたところでした。本気で努力を続けないと、人は自分に魅力を感じてはくれない。そんな危機感が心に生まれ始めていた時だったから、皆さんの存在が自分の中に大きく響いた。そして思いました。身体を鍛えなきゃいけないのはアスリートだけじゃない。シンガーも同じだって」

この経験が彼女を大きく成長させた。そこから歌も精神状態も考え方も、すべてが変わった。例えば音楽関係のクリエイターはみんな夜型だが、彼女は朝早く起きて、午前からトレーニングや仕事をする。

「音楽関係よりもアスリートの人達の方が、話が合います。みんな、プロとして本当に尊敬できる。私も皆さんのように、一つのことを毎日毎日コツコツと続けられるようになりたい。トレーニングの成果で今はツアーをしっかりとこなしているし、ダンスパフォーマンスも問題ありません。だから、ライブに来た時はMCに注目して下さい。息が上がっていないはずだから」

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