Column

ローレン・マイコラス「自信をつけるための5つのTips」

Part.1 "Fake it till you make it."そうなるまで、演じる。

 ローレン・マイコラス。巨人で今季2年目を迎えるマイルズ・マイコラス投手の妻であり、タレント。彼女は夫の"おまけ"では決してない。幼いころからダンスに打ち込み、現在もハードなワークアウトを欠かさず、料理、健康、美容、インテリアにも精通するThe Athletic Woman。

 そんなローレンを支えているものが、強い自信。アメリカの女性らしく、はっきりと物を言う。それが、日本のメディアがあまり伝えない彼女の魅力。ただし、それは先天的なものでは決してない。自信を持つことにも、練習が必要。

 では、どうすれば本当の自信をつけられるのか。ここでは、彼女が考える5つの方法を紹介。第1回は"Fake it till you make it"=「そうなるまで、演じる」こと。

* * * *

「自分に自信がない」

 これほど、あなたの足を引っ張ることはありません。だからこそ、大事なのは「自信を持てるようになるまで、演じる」こと。

 自信があるように演じれば、その分、本当の自信を早くもつことができる。自分を過小評価する気持ちをシャットアウトして、いつも『私はできる』と、ポジティブに考える。そうやって、自信をもっている自分自身を演じるのです。

“I am the greatest!”

 これは、モハメド・アリの有名な言葉。彼がその言葉を言えば言うほど、私達はそれを信じることができた。それと同じこと。あなたが自分の内側で信じていることは、自然と外側にも表れる。だから、そう信じられるまで演じればいい。必要なのは、少しの勇気と練習。それだけで、自分を信じられない状態から抜け出すことができる。

 そのために役に立つのが、成功している人を観察し、学ぶこと。あなたの周りにいる、自信を持って成功している人を見て下さい。きっと、多くのことを学べるはず。その人は毎日、何をしているか。どのようにふるまっているか。仕事に対して、どのような準備をしているのか。そして、なぜその人に憧れるのか。ぜひ、観察をして下さい。別に、初めからすべてができている必要はありません。時間がかかるのは当然。だから、あせりは禁物。

 また演じるには、ボディランゲージも大切。例えば、いい姿勢で立ってみる。そんな単純なことも、自信を持つきっかけになる。

 例えば心理学者でTED talksのスーパースターでもある、エイミー・カディはこう語っています。
「ワンダーウーマンのようなパワフルなポーズを取る。それにより無意識のうちに『自分は何でもできる』という自信を得ることができる。パワフルなポーズを取ることで、自分自身に暗示をかけ、精神安定させることできる。そういった自信にあふれたたたずまいは、周りにチェーンリアクションを発生させます」

 学校や職場で、自分らしくいられない。これは、多くの人が抱えている問題。エイミーもかつてはそうでした。でもハーバード大学で教授になった時、彼女は自信にあふれているかのように演じることで、不安な気持ちをそぎ落とし、自分を信じられないネガティブな状態から抜け出した。このコミュニケーションテクニックで、パッションあふれる今の自分を勝ち取ったわけです。

 私自身もそう。かつては、ステージで緊張してしまうことが悩みでした。人前に出ると心臓の鼓動が速くなり、喉が詰まる。ステージで歌うこと、踊ること。学校でスピーチすること。すべてにおいて、批判されることと失敗が怖くて、緊張で震えていました。

 でも経験を重ねるうちに、最初数分間の恐怖心さえ乗り越えれば、いいパフォーマンスができるとわかってきた。だから私はあえて人前に出て、成功例を作ることで、自信をつけてきました。もちろん、失敗したこともたくさんあったけれど…。

 フロリダの幼稚園で教師をしていた時も、似た経験がありました。1年目は、クラスをどうまとめればいいのか、まったくわからなかった。

 だから多くの先生を観察して、やり方を学びました。毎日準備を欠かさずに、批判されたらしっかりと受け入れるつもりで毎日を過ごし、すべてのアドバイスを聞き、それを全部、自分のものにしていきました。

 つまり私は、最高の先生になれるまで演じた。その結果、私はその年の最も優秀な先生として選ばれ、大きな自信を得ることができたわけです。

 自信とは、筋肉のようなもの。使えば使うほど強くなる。自信をつけるには繰り返しの練習が必要で、経験から多くのことを学べる。それを続けているといつの間にか「演じている」という感覚は消えている。そして心の中に、自然体の自信が残る。

 周囲の人達も、あなたの変化に気づくはず。あなた自身ができると信じなければ、他の誰もあなたを信じることはありません。自己肯定し続けることで、すべては、あなたが思う方向に動いていくのです。

 だから、あなたもまずはポーズを取ってみてはいかが? それも、とびきりパワフルなポーズをね。


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