Column

原綾子コラム「矢印はいつも自分」

2012ミス・ユニバース日本代表・原綾子さん。彼女は10代のころにテニスで鍛えられた美しくしなやかな身体を武器に、ミス・ユニバース世界大会で戦った経験をもつTHE ATHLETIC WOMAN。
世界の舞台で知ったグローバル基準での美しさ、そして日本の女性達に足りないものについて、彼女ならではの目線で語ってもらう。今回のテーマは、自分の"魅せ方"についての前編。

自分の”魅せ方”を知る(前編)

「あなたは、自分のどこに自信を持っていますか?」

そう質問された時にすぐに答えが見つかる方は、自身のセールスポイント、アピールポイントを知っている方です。

私の場合、自信があると言えるポイントはウエストからヒップにかけてのカービーなライン。でも実は5年ほど前まで「大嫌いな」パーツでした。

日本人の美しさの基準の一つとして「ヒップは小さい方がいい」という感覚があります。当時の私もそんな感覚を持っていました。学生時代にテニスで鍛えて作った、張りのある腰骨と大きめのヒップ。当時の私は、それらに嫌悪感すら抱いていました。

でも、ミス・ユニバース世界一を目指す中で海外の女性達をじっくり見ていくと、驚かされたのがファッション感覚でした。彼女達は何ら恥ずかしがることなく、身体のラインをしっかりと出している。身体を鍛えてラインを出すことのできるセクシーでクールな外見と、それに伴う内面の自信。その二つが、ファッションの中にしっかりと表現されています。彼女達を見て、私も自分のヒップを堂々と見せるべきだと気づかされました。

もう一つ言えることが、彼女達は自分の骨格と似合う色を知っているので、自分にマッチした選ぶべき服の形状やベースカラーがわかる。つまり、いつでも最高の自分に出会える方法を知っているのです。

それに対して日本の女性達は、自分の骨格や似合う色よりも、お腹周りや二の腕をいかに隠すかを考えがち。だから日本で街を歩く女性達を見ても、似たようなファッションの人達が多く、あまり個性が出ていないことに気づかされます。

私はどんなファッションが自分にベストマッチするのかを知るため、カラーや柄の種類、体の骨格や服の形状、生地の質感などを丸3年間、徹底的に勉強しました。そこで見えてきたことが、私が一番似合う色はブルーベースのウィンターカラーで、柄は大きくて直線的なものだということ。そして骨格タイプはストレートで、ハリのあるレザーやサテンなどの生地が似合う。と、具体的に似合うものがどんどん導き出されました。

ミス・ユニバース世界大会ではステージ上で、衣装として与えられた服の中から似合うものを自分で選ばなくてはいけない場面があります。どんなものがベストマッチなのかを知らないと、魅力の半減した姿でステージに立たねばなりません。大事な場面でそんなナンセンスなことは許されません。

鍛えた美しい身体を、堂々と見せる。そのためにも、自分に合うファッションを把握しておくことは欠かせないのです。

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