彼女達が走り抜いた「それぞれのNAHAマラソン」2016

「タイムを1時間縮めるために、私がやってきたこと」
W-Evolution編集スタッフ・岡英代

きつくても、決して負けない。限界にチャレンジして、殻を破る。それがThe Athletic Womanのスタンスだ。

12月3日に沖縄で開催された「NAHAマラソン」。今年は男女合わせて2万6573名がエントリー。12月の最高気温としては観測史上最も高い28・2度を記録する激しい暑さのため、完走率は53.2%と低迷。制限時間までにゴールしたのは1万4138名となった。

そんなNAHAマラソンは、私達W-Evolution編集スタッフにとっても、年に一度の大切なチャレンジの場。今年も二人のランナーが、那覇市など沖縄本島の5市町にわたる42.195㎞を走破した。

「4時間30分を切る」

強い決意をもってレースにチャレンジしたのは、編集スタッフの岡英代。NAHAマラソンには昨年もチャレンジし、5時間27分で完走。今年、タイムを1時間縮めるために、彼女はどんな準備をして、レースに臨んだのか。

* * * *

昨年はゴール前、どしゃ降りに見舞われたNAHAマラソンでしたが、この日はすごい暑さ。気温は28度に上がり、夏の日差しがスタート時点から降り注いでいました。しかも早朝に降ったスコールの影響で、湿気も相当なもの。とても厳しいコンディションでした。

結果から言うと、今年は4時間30分切りという目標を達成することができました。何がそうさせたのか。理由は3つあると思っています。

まず一つ目はトレーニング。昨年のNAHAマラソン後 「身体をもっと鍛えたい」「タイムを縮めたい」という強い意識が新たに芽生え、本格的なトレーニングを始めました。ウェイトトレーニングを重視して、まずは基礎的な筋力を重点的につけていきました。

そして、レース3カ月前から本格的に走り始めました。平日の朝は3~5㎞、週末は10㎞~20㎞をランニング。週に2日はしっかりとオフも取りました。そして、食事も改善。トレーニングを継続すると、長距離だけでなく短距離も早くなる実感がありました。

1年前と比べると、体重が+1㎏、骨格筋量が+1㎏、体脂肪量が-2㎏、体脂肪率が-5%。劇的な変化はありませんが、身体は着実に引き締まり、心には自信が生まれてきました。

昨年のNAHAマラソンをきっかけにトレーニングへの意識が高まり、1年の年月をかけて身体作りを行ってきた成果がしっかりと表れたことを実感しています。炎天下のレースでスタミナ切れすることなく走り続けられたのは、ベースとなる身体がしっかりと作られたからだと思います。

2つ目はサプリメントです。まずスタートする前に、パワーゼリー、BCAA、4ウェイメガバーンを飲みました。そしてスタートしてからは、イオンチャージを2~3㎞おきに1~2粒。それと10㎞ごとにBCAA。おかげで、レース中盤までいいペースで走ることができました。

しかし、30㎞で 「壁」が...。フルマラソン経験者であればみんな知っている 「30㎞の壁」がやってきました。つらかったのが左膝の激痛。そのせいで500mぐらいは歩いたと思います。多くのランナーに抜かれて悔しかったですが、サプリメントのルーティーンは崩さず、痛みに耐えながら走り続けました。

しばらくすると、どういうわけか痛みが消えていきました。いわゆる 「ランナーズハイ」状態になったのかもしれません。残り8㎞地点で「走れる!」、残り4㎞地点で 「4時間30分を切れる!」という気持ちになり 「持っているすべてを出し切ろう!」と必死で走り続けました。タイムを1時間更新できたのは、走行距離に合わせ、その時々で必要なサプリメントを上手く摂取できたことも大きかったと思います。

最後の3つ目の理由。最初から最後まで途切れることのない、沿道の方々の応援でした。地元の皆さんの声援に、何度も何度も背中を押されました。中でも、このマラソンの前にたまたま知り合った地元のおばあちゃんが、私の名前を書いたボードを掲げながら、応援をしてくれたことにすごく感激しました。その「おばあ」が、沖縄のアクセントでこんなことを言っていたのをよく覚えています。

「NAHAマラソンはね、沖縄が一つになれるイベントさぁ」

今回、走ることで沖縄の皆さんと一つになれた気がして、本当に感激しました。

1年をかけてじっくり行ってきた身体作り。コースを想定した距離別のサプリメント摂取。そして何より、沿道から温かい声援...。これらのおかげで、目標を達成することができたと思います。

酷暑の中のフルマラソンでは、身体にどんな異変が起きるかわかりません。今回の経験であらためて、トレーニングは裏切らないこと、そして、自信を与えてくれることを確信しました。そしてこの結果は、仕事でもプライベートでも、大切な私のベースになっていくと思います。そういう意味でも今回の記事が、今後マラソンにチャレンジする皆さんの目標達成のヒントになったら、とてもうれしいです。

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