プロテイン。それは、The Athletic Womanに 決して欠かせない、大切な"相棒" [前編]

まずは聞きたい。今でも、プロテインを「ムキムキになりたい男性が飲むもの」「筋肉が付く謎の粉」と思い込んでいる人はいるのだろうか。

はっきり言おう。それは完全な誤解。

「でもプロテインを飲んだら、筋肉が付いて女性らしさがなくなってしまう。私は身体を引き締めたいとは思うけれど、ムキムキになりたくはない」

はっきり言おう。そんな心配も無用。

考えてほしい。あなたが言う「身体を引き締める」とはどういうこと? その答えは「脂肪を減らし、筋肉を付ける」ことではないのだろうか。

プロテインを飲んで「筋肉ムキムキ」になど、なるわけがない。

そう。引き締まったメリハリのあるボディをメイクするには、体脂肪を減らすとともに、筋力トレーニングで筋肉を付ける必要がある。その時、女性の身体に男性のような筋肥大は起こらない。そもそも女性の身体には、筋肉を発達させて体脂肪を減少させるテストステロンという男性ホルモンが少ない上、女性ホルモンの働きにより脂肪をため込みやすい。

確かに女性アスリートなどに、筋肉量が多く「ムキムキ」に見える人はいる。だが、そのレベルに達するには、一般人とは比べものにならぬほどハードなトレーニングをこなし、ストイックな食生活を送り、体脂肪を落とさねばならない。つまりムキムキになるまで筋肉を付けるには、途方もない努力と鋼の精神力が必要であり、トレーニングで美しい身体をメイクしたい一般女性には、まったく無関係の話。

ただし、しっかりと筋トレをすれば筋肉量は増え、身体は引き締まる。そして基礎代謝が上がり、脂肪を燃焼しやすい身体を作ることも十分できる。そして、そのためにはトレーニングをするだけではダメ。筋肉を付けるためには筋肉のエネルギーの源であるたんぱく質をしっかり摂らないと、トレーニングをする意味すらなくなってしまう。

人間の身体は水分を除いた部分の半分が、たんぱく質でできている。筋肉の他、皮膚。髪や爪、そして内臓や脳などを作っており、炭水化物・脂質と並ぶ三大栄養素の一つとして、心身のさまざまな働きに深く関わっている。

そして人間は生活を送っていくに当たり、1日に体重1kgあたり1gのたんぱく質が必要といわれている。つまり体重50kgの人であれば、1日に50gのたんぱく質が必要だ。でも、これはあくまで普通の生活を送るために必要な量。アスリートは体重1kgあたり2gほどのたんぱく質が必要といわれ、体重50㎏ならば100g程度のたんぱく質を摂らないと、筋肉はしっかりと付かない。

そして、1日100gのたんぱく質を食事から補うのは至難の業。タンパク質は肉や魚、卵、大豆などから摂取できるが、例えば肉のたんぱく含有率は約2割。つまり100gのたんぱく質を摂取するには、500gの肉を毎日食べなくてはいけない。しかもその場合、たんぱく質以外の脂質などもたくさん摂取することになり、身体作りにあまり効率的ではない。

だからこそ、プロテインが必要なのだ。

そもそもプロテインとは、英語でたんぱく質のこと。プロテインは牛乳や卵、大豆などを原料としてたんぱく質を抽出し、体内に吸収しやすいよう加工した食品(栄養補助食品)。毎日の食事では不足しがちなたんぱく質を効率的に摂取できるサプリメントであり、薬では決してない。

プロテインを飲めば必要な量のたんぱく質を効率的に摂ることができ、体内への吸収もスムーズ。普段から高たんぱく低カロリーな食事を心がけつつ、摂り切れないたんぱく質をプロテインで補えば、効率的に引き締まった身体をメイクできる。また、トレーニングの疲労からの回復もスムーズだ。

実際に多くのAthletic Woman達が、プロテインを好んで摂っている。ここからは、彼女達の声を聞いていこう。

「トレーニングを頑張ったら、終わってすぐに飲まなきゃもったいない」
Kelly/モデル

Kelly/モデル

CMや雑誌などで大活躍中のファッションモデル、Kellyさん。ヘルシーで明るく快活なイメージが強い彼女だが、意外なことにもともと運動嫌いだったという。

「子供のころは運動不足で太っていたんです。でも10代半ばのころ、モデルの仕事をやりたくて、そのためには痩せなくてはいけなかった。でも、どうすればいいのか知識がなく、運動もできない。何をやっても続かなくて、諦めていました。だから、身体が変わるわけもなく、それがとても悔しかった。モデルなんて無理だと何度も思い、自分が嫌いでした。ぜんぜん食べないで無理矢理運動をしたりとか間違ったダイエットをして、倒れちゃったこともありましたね」

そんな中、18歳のころにキックボクシングを始めたことで、みるみる身体が変わっていった。

「ジムに週5~6回通いました。女性はほとんどいないのですが、それでも楽しかった。心も身体もすっきりするんですよね。それまで55~56㎏あった体重は49㎏に落ち、体脂肪率も6~7%ぐらい下がりました。それが自信になり、心も身体も強くなった。身体に自信が生まれると、それが内側から自然と出るものなんですね」

そしてプロテインは「2~3年前から飲んでいます」と語る。

「当時、撮影に向けてハードなトレーニングをしていたのですが、毎日毎日すごく疲れて、なかなか回復できなくて...。そこでプロテインを飲んでみたら、身体の回復がぜんぜん違った。それ以来です」

今は朝起きてすぐに、チアシードなどのスーパーフードとプロテインを一緒に混ぜて、グリーンスムージーを作って飲んだり。そして仕事に出かける時にゆで卵を持って行くなど、たんぱく質をたくさん摂ることを意識している。そしてもちろん、トレーニング後には必ず摂取。

「せっかくトレーニングを頑張ったのだから、終わってすぐにプロテインを飲まないともったいない。最近は特に野菜中心の食生活を送っていて、そもそも私はお肉が苦手。たんぱく質が多く含まれるフードは、お魚と卵しか食べられない。だから、最近は特にしっかりと意識してプロテインを摂っていますね。私は身体が細いので、トレーニングせずにプロテインも摂っていないと、筋肉が落ちて、ポヨンとした脂肪のついた身体になってしまうんです よ」

現在も週2~3日、仕事のない時間にジムで筋力トレーニングをする他、ヨガやキックボクシングで汗を流している。

「日本の女の子達がもっときれいになって、自信をもってくれたらうれしい。流行りの洋服を着こなすのもいいけれど、それだけじゃなく、スポーツをして健康でハッピーになってほしい。そのためにも、プロテインはとても大切なものだと思います」

「飲んでみて、心からいいと思った。だから今も続けている」
高野人母美/ボクサー・モデル

高野人母美/ボクサー・モデル

来たる11月11日に世界タイトルマッチを控えるボクサー・高野人母美。彼女もまた、日々の栄養摂取に対する意識は高い。

「朝のロードワークの後と、ジムワークが終わった後。それぞれ30分以内に、必ずプロテインを飲むよう心がけています。普段はDNSのSTOIC というプロテインに、リカバリー用のサプリメントR4 を混ぜて飲んでいますね。それと、外出する時によくJEL-X を持って行きます。便利なので、お腹がすいた時や練習前などに飲んでいますね。飲むと一気にパワーが出る気がするんです」

彼女がプロテインを飲み始めたのは3年前。飲むと、ジムワークの疲れがスムーズに取れるように。そしてもちろん、体つきも変わった。

「プロテインを飲むようになって、身体がだいぶ筋肉で大きくなってきました。減量があるので、あまり大きくなりすぎてもいけないんですけどね。筋肉が付いたなあと一番思うのは、肩かな。それと背筋。背中が美しい、とよく言っていただけるのですが、背中が広くなって強そうに見えすぎても、あまりうれしくないですね(笑)」

決してもともと、トレーニングや栄養摂取に詳しかったわけではない。さまざまな人にアドバイスを受け、それを自分なりに解釈。自分に合う、合わない、を判断してきた。

「専門の方にいろいろと聞き、自分の身体を使ってひとまず1週間、人体実験。とりあえずやってみて、いい変化が起こったら続けて、合わないと思ったらやめます。1週間やると、だいたいわかるんですよ。いろいろなことを一気にやると効果がわかりづらくなるので、一 つのことを1週間続けて変化を見る。きちんと同じサイクルの生活を続けていれば、少し違うことをすると効果がすぐにわかるんです。

いろいろ人がいて、みんなが『これいいよ』、『あれいいよ』と言う。でも、その人がいいと言うことが、必ずしも自分に合うとは限らない。自分に何が合うかは、自分で自分の身体の声を聞いて、自分で見つけた方がいい。私も実際に、これまでいろいろなことを試してきましたが、実際に取り入れたのは1割ぐらいです。

栄養についてもそう。毎日毎日、実験を繰り返して感じる。それが大事だと思います。自分の身体のことは自分にしかわからない。私はプロテインを飲んで、心からいいと思ったから、今も続けている。人の言葉を当てにしすぎてはいけないと思います。でも、身体の細かな変化を自分で感じられるようになったのは、私もここ最近ですけどね」

世界タイトルに挑む次戦。プレッシャーを感じつつも、気持ちは前に向いている。

「今までの試合とは、何もかもが違う。でも私は挑戦者。失うものは何もない。最高の自分を作ってリングに上がり、勝つ。今考えているのはそれだけです」

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